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May 27, 2005

郵政民営化のことなど

郵政民営化に関して,竹中氏が「日本郵政公社が、保有する340兆円の資金を民間で活用する道を開く」と発言されたようです。これって,「民間にも(財務省?)に,分け前をよこせ」といっているだけではないですか?
民営化によって,本当によくなるのですか? 大体民間の金融がしっかり正気を保っていたら,いまの銀行の悲惨はなかったはずです。
もっとも,政治家と官僚による利用が,郵政の民営化によって,民間に広がるだけかもしれません。貸したお金が返ってこなさそうなのは変わりない? 銀行の不良債権処理を見ればわかりますね。庶民のお金なんて取りたい放題かもしれません。

定率減税はなくなりましたが,同時期に導入された高額所得者減税や法人減税は廃止されそうもありませんね。

そういえば,フィリピンで,終戦から60年たって日本兵が2人みつかったという報道がありました。おふたりにとって20歳台からの長い長い戦争でした。
フィリピンで旧日本兵発見と聞いて,高齢化が進んでいるとはいえ、もしかしてと思った遺族もあったのでは。私の叔父,明治神宮外苑の雨の学徒出陣組,昭和20年4月フィリピンで死亡と聞いています。私も、もしかしてと思いましたが島が違いました。終戦まで、8月15日まで4ヶ月でした。生きていて欲しかったと思います。文科の学生で文弱の徒だったのでしょう。お国のためには,たいして役立ったような気がしません。弾も食料もない中での戦病死と伝えられていますので,悲惨な最期だったのでしょう。馬や鉄砲より安い消耗品としての一銭五厘組や学徒出陣組みとエリート職業軍人では,生きている間だけでなく死んでからの待遇にも、年金から叙勲から格段の差があるようです。もっとも、軍隊は厳格な階級性ですから。
勇ましい関東軍の高級将校連が,回線前に何をしたかも問題ですが,なにより終戦前後に何をしてきたか,そういう人々と一銭五厘を一緒に祀ること事態に,強く違和感を感じます。そういえば,現在の内閣にも戦前の指導者の親類縁者子孫がいますね。

発見されたおふたりには,フィリピンから無事に帰ってきて欲しいと願います。まだ,他にも何人かということですが,その人たち発見され無事にお帰りいただきたいものです。

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May 25, 2005

東京

東京に行くたびに違和感を感じます。会議を行うためのビルとその中をインターコムをつけて浮遊する人々。会議の中身を知らなくて,会議の進行補助ができるのでしょうか? 実態のない空疎な見かけだけの空間。
その中で,大東京と称し,東京人でなければ人でないような発言を繰り返す知事をよしとする都民。

東京は,しかしながら,大量の資源を吸い寄せ,ゴミを回りに撒き散らすだけの存在。
東京にいる人にとって,目に見えないものはないものなのかもしれません。星がみえなくなったら,教科書から一時的にしろ天文が消えました。東京が潤えば,おこぼれで地方もなんとかなるという発想は,どうしようもなく今の日本の象徴かもしれません。

そういえば,思い出しました。何年か前に人事院が,都会地勤務手当ての地方分を削って東京勤務者に積むというようなこともありましたね。だんだん,やることがあからさまに恥ずかしげもなく堂々としてきました。

一方で,何かと理由をつけてのわが国の政治家のワシントン詣につながるものがありそうです。

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May 18, 2005

官僚化

いろいろな組織で官僚化が進行しているようです。官僚的なるものの特徴は,下には希望だけを述べて命令はしない。命令すると責任が生ずるからです。希望を述べるだけなら,命令ではありませんから責任は生じません。もちろん,下が希望に沿わないなら,流行の評価主義で低い評価をします。下が成功したら,成果は,官僚の手柄になるのはもちろんです。官僚の意向を汲んで下が失敗したら,そのときは失敗した人間が悪いのです。

官僚が,2世3世にかわることもありますが,いずれにしろ「言いっぱなしで,成果だけ頂戴」主義が横行しているようです。かって,これほどいい加減かつ無責任な組織運営が許されていたでしょうか?

肥満因子発見の論文が取り下げられたというニュースがありました。これも,こんな流れの中ででてきたものでしょう。

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May 16, 2005

諫早湾干拓裁判

諫早湾干拓についての工事差し止め判決に対する高裁判決が出ました。

住民に漁業被害と工事の関係の厳密な証明を要求した判決のようです。残り少しの工事は、漁業被害には、直接影響しないという農水省の主張は,農水省が漁業民の方を向いて仕事をしていないことがよくわかります。また,時のアセスの前に工事を完成させたいという姑息な意図も見えます。

それはそれとして,今回の件について,裁判所が出した、被害の原因と推定されるだけでは不十分で,被害の原因がこの事業であるということを証明せよという判決は,結論を導き出すためのこじつけにすぎないのでしょう。この種の問題において,被害原因の特定が常に科学的議論を呼ぶ問題であることを承知の上で,判決を出したとすれば,この判決は,この種の司法判断を要求することを禁止するという司法としてのメッセージでもあります。国と違って資金や手段を持たない集団に対して、因果関係の完全な証明を求めることは、司法のバランス感覚そのものが疑われます。この結論への道筋は、いろいろな行政訴訟で,都合よく便利に利用されそうです。差し止め請求を退けておいて、判決文に、文言を並べても、所詮言い訳に過ぎず,この問題に関して拘束力はありません。

このような事業において,事業者は,事業前に環境アセスメントによって,事業による環境への影響が最小限であることを立証しなければなりません。アセスメントの項目中には,漁業への影響も入っているはずです。したがって,事業後であっても,自ら実施したアセスメント内容の正当性を担保すためにも,漁業への事業による被害がないことを事業者責任で証明すべきではないでしょうか? ないという蓋然性では不十分です。

こんな結論の方が,常識的ではないかと思うのですが,司法判断は違うのですね。


ちなみに、この種の問題では、最高裁に持っていっても手続きの可否が問われるだけで、実質審議なしとのことなので、これで門前払い確実だそうです。

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キルギスと軍隊

キルギスでの治安部隊と民衆の衝突と,その結果に心が痛みます。
その一方で,また,軍隊が何のためにあるかが,よくわかります。
私たちに銃口が向けられる日がこないことを祈ります。

そんなことはないと思って安心していられるほど,今の状況はやさしくはないでしょう。

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May 10, 2005

JR事故,郵政民営化,女性専用車両

JR事故,職住接近していたらどうなっていたでしょう? 職住接近していたら女性専用車両も不要だったかも。
この国では,戦前赤紙によって,あっさりと人間の命がもてあそばれました。戦後は,高度成長とやらで産業戦士は過労死もいとわず「お国のために」働きました。リスクはすべて自分持ち。赤紙より始末が悪いかもしれません。

国鉄民営化が労働運動潰しの手始めでした。郵政民営化がその総仕上げ。バブルを挟んで,「若いときの低賃金は,将来取り返せるから」という暗黙の約束をルールが変わったと称して反故にしました。ルールが自動詞的に変わるわけがありません。だれかが意思を持って変えなければかわりません。その誰かは,なんの責任もとりませんでした。

労働運動なしの社会で,成績主義は,コストカット,首切の手段として,労働強化に多いに力をふるっています。サマータイム導入は,冷房カットの中でのサービス残業追加に終わるでしょう。

マスコミや政治家は,プロ意識と声高に叫びますが,プロが必要な現場でプロが排除されるのを黙認し,安い派遣を助長し,置き換え可能労働者を重宝に利用できるようにしてきたではありませんか。常に,利益は上に,リスクと責任は現場にでした。

自殺者対策も掛け声ばかり。こんな中でのJR事故の発生は,このような体制の象徴かもしれません。

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May 06, 2005

LEXUS店

LEXUS店にコンパクトはないようです。
高級=偉い=大きいという呪縛から,メーカーもユーザも抜け出せないか? 下品に大きい車ばかりがはびこります。日本の技術ならsmartを超える車なんて簡単でしょう。

カローラにF1エンジンというのも面白いかも。

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電車事故その後

JR職員の親睦ボーリングについて,勤務時間外の行動を指弾されているようですが,なにか変ではありませんか? 非常呼集がかかっているのを無視してということなら問題ですが,勤務時間外は個人なんですから。 これって,単なる精神主義? 日勤教育も旧軍隊の教育にかこつけた精神的しごきと同じ?それよりは,教育運転士をつけて,OJTとして技能訓練する方が,よほどためになります。なによりも,運転席を降りている期間は,技能訓練には多大のマイナスはあってもプラスはないと思います。

今,何より,問題なのは,現場の疲弊であります。どこの会社でも,たぶん現場に中堅がいない。マニュアル信望者の官僚は,紙一枚で現場も動くと思っているようですが,現場はそんなものではありません。駅でのオーバーランが問題になっていますが,あれだけ巨大で重量のあるものをメートル単位の精度で停止させることが如何に大変か。現場では,27歳が21歳を指導しているとか。コスト削減で,40代から20代までの間10年くらい採用がないかリストラがあったんでしょうね。技術や知識伝承に必要な中間の元気な層が存在しない現場で,素人が素人に教えるといったことが発生していると思われます。現場運転士がこの事故で萎縮しないことを祈ります。

日本のあちらこちらで,この手の信じられない事故やトラブルが発生しています。平気でうそを教える銀行窓口とか。だれもが,知識無く無責任で。職人芸は,金にならないと無視される。現場が大事にされない中で,社会が回っていくのでしょうか?

こんな状況でも,能天気な官僚(企業含む)は,即戦力以外不要といいますが,即戦力って何もしないところにタケノコみたいに生えてくるわけではないのですよ。さらに見過ごせないのは,運転士の資格を新設するとか。資格にかこつけて,官僚の天下り先の確保が見え隠れ。

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